年末年始にかけてカーポートのお声がけをいただいた数件のお客様宅を見てきましたが、問題なく現在使用している砂利の駐車場に設置できるお宅は一軒だけで・・・隣家ギリギリに柱を寄せなければ設置できなかったり(基礎の幅が取れない形)もう一軒はカーポートと一階の屋根が干渉する恐れがあったり・・・・・
なかなか「スポン!」とそこにカーポートを単に設置すればいいわけではないお宅が2軒ほどありました。
中には他社にも見積もりを取っているお客様もおりましたが、特に現場を見に来ても何も言わずにカーポートのサイズとカラーだけを確認して帰ったそうです。
まあお客様は普段車をそこに停めていますんでカーポートも普通に付けられると思いますが、長さは5m 幅も2m40cm~3mほどありますし、高さも2m~くらいあるため、敷地が50坪程度だと案外建物に干渉しちゃいますし、なんと言っても一番大事な基礎の大きさが設計どおりに取れません。
そのため本来ならばどんなに隣のお宅に寄せても隣家の境界から30cmほど離れなくては基礎の設計幅が取れませんから・・・・・
巷で見かける隣家土留めぎりぎりに柱が建っているカーポートは・・・・本来の基礎の躯体が取れていないわけですね。
もちろんこれでは隣家に雪も落ちますし、カーポートの強度自体も設計を満たさないものとなるわけです。
つまりカーポート設置の際は・・・・
実際の駐車スペースよりワンサイズ小さなカーポートでの御提案となることが多いところです。
とにかくカーポートは単にそこに設置できないことも多いのです。