先日施工をした千曲市のN様邸でしたが、駐車場の周囲もいろいろな構造物と接するため、特にコンクリートのひび割れ防止には気を配りました。
通常ですと大体はコンクリートとコンクリートを10cmほど区切ってスリットを入れて工事をします。
ちょっと型枠は手間がかかりますが必要な施工です。
これはひび割れを防止すると同時に、広い面積を一面で打設する場合どうしても(手が届きづらい場所での)仕上げの精度が落ちてしまうので・・・
こんな感じで一台分ずつ区分けして生コン打つことが一般的です。
こんな感じで無理せず打設して行きますが、平面的なコンクリートは基礎や土留めのコンクリートなどと比べて、収縮によるひび割れが発生しやすいため、やはり目地及びスリットは必要となります。
またコンクリートとコンクリートが接続せざるを得ない場所では【成型収縮目地】を設置してひび割れを防止します。
こんな形のものをしっかりと高さと位置を合わせてモルタルで固めて設置し、その後コンクリートを打設します。
上だけしか見えませんが、しっかりとこれが入っていますし、これでガレージ内と外側のコンクリートの収縮をやわらげてひび割れを防止してくれます。
土間コンは簡単なイメージですが仕上げも後々の均一な硬化、仕上がりやヒビの発生など、何度工事をしても毎回気を遣うコンクリート工事です。